ゼルダの伝説 夢幻の砂時計

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 任天堂 2007-06-23 Video Game by anzu_clip

無事クリア。リンクの移動、アクションをタッチペンに集約させることで DS の特性を生かしたゲーム作りになっていて、旧来のファンからするとちょっと不満だった。というのもゼルダの魅力のひとつは、リンクを気持ちよく操作できる、ということだったと思うわけですよ。
剣を振り回すにしてもタイミング良くボタンを押すとか、繊細な操作で細い通路を移動するとかっていうのは、操作内容がリンクと直結していないとダメなわけで、今までは上手くいっていたと思うんです。が、タッチペンはそこまで細かい操作ができないというもどかしさが最後までつきまとうのです。ボス戦は特にいらいらがつのりました。
またタッチペンで操作するために画面上に手がかかってしまって、画面を認識しにくいというもストレスです。脳トレ系の、一問づつ回答するゲームとは違い、ずーっと画面に没頭して遊ぶわけですから、その間何度も手が邪魔になるんですね。
また、ヒントなどを画面でメモできる、という機能も、タッチペンに認識能力（解像度）の低さがあって、あれこれ書くスペースがありません。あるんですが、そうすると下の地図が見えなくなっちゃうんですね。
と、まあ DS ハードがらみの文句はたくさんあるんですけど、反面 DS ハードを生かした謎解きや仕掛けには感心しきりでした。例えば地図を写すというシーン。あれに気づいたときは感動ですね。気づけた自分も凄いなと（笑）。タッチペンで紋章を描くことで扉が開くとか、マイクに向かってワーッと叫んでおびえている NPC を気づかせたりとか。
DS だけあってボリュームはありませんけれど、ちょっとした冒険へ出かけるにはいいと思いますよ。