読み応えのある将棋本が豊作

読み物系の将棋本が好きで出たらだいたい買っていると思うのですが、ここ数ヶ月やたらよさげなのが出てて積読が増えて困っている。嘘。困っていないけど、基本単行本が多いから持ち歩きに不便なので、出版社は速やかに kindle 版の検討をお願いしたい。新刊も続々良書だと思われそうなのが出ているので、間もなく始まる電王戦ver3.0や順位戦共々、楽しんでいきたい。趣味としての将棋は、場所を選ばないし頭使うし、だけど金使わない優れたそれなので、趣味がない人や、老後後の暇つぶしの選択肢として是非チョイスするといいんじゃねーの。


将棋(局面)の見かたあれこれ





将棋のある局面に対する有利不利の評価は、大局観(指し手の指針)が大きく左右する。各局面に対してトッププロが判断を下していく様の多様性を楽しむのが、「イメージと読みの将棋観」。対して「新手ポカ」は局面に対して新たな発見やアカン手を指してしまうプロの生き様をうかがうことができる。もともとは将棋世界の付録だったものを選り抜きでまとめたもので、付録自体面白くて毎年楽しみにしてたんですよね。これがまとめて読めるというだけで嬉しいです。すでに振り飛車編は発売済。著者はかの勝又教授ですから将棋中級者なら存分に楽しめることを保証します。


将棋史(昭和)







昭和!まさに昭和。おっさん向けおっさん歓喜のラインナップ。将棋好きなら読んどけと。将棋タイトル戦は買っておくとタイムスリップできる(はず)。幸せだなぁ…。


将棋の楽しみ方






将棋界はここ数年、久々に一般の方に知られる機会が増えている。やれ、電王戦、やれニコ生中継、やれ加藤一二三。少し前には梅田望夫による「観る将棋ファン」という提唱。昔からあったけれどメディアにワードが載ったのは大きかったと思うのね。興味をもったライトな将棋ファンを増やすアイテムとしてこの2冊は大きな役割を果たすのではないかと思う。まだ読んでないからアレだけどさ!


エッセイ






両書とも時代の要請なのか、と思うと胸熱。コレクションのほうはよく企画通ったなーとか思う。売れるといいですな。森内本は今が旬。手元にあるのでじっくり読みます。売れてるんだねぇ。


以上です。まだ出てない本多数ですが、書店で見かけたら(最近見かけない)手にとって見て下さいな。


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