流した涙は無駄じゃない

第18期竜王戦、木村七段が挑戦権を獲得
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000515-yom-soci

 第18期竜王戦読売新聞社主催)の挑戦者決定戦、三浦弘行八段(31)と木村一基七段(32)の三番勝負第2局が21日、東京・千駄ヶ谷将棋会館で行われ、午後11時31分、木村が182手で勝ち、2連勝で渡辺明竜王(21)への挑戦権を獲得した。木村のタイトル戦登場は初めて。

 木村は23歳でプロになった晩学派ながら、第14期でも挑戦者決定戦に進出したことがある実力者。通算勝率が7割を超える数少ない棋士の一人で、強気の受け将棋を得意とする。今回の決勝トーナメントでは、阿部隆八段、森内俊之名人を破っていた。

 本局は先手三浦の横歩取り。三浦の猛攻に対し、受けに回った木村が優位に立ったが、その後形勢は二転三転。最後に三浦が攻め損なって木村が勝ちきった。

 七番勝負は来月25、26日に福島県会津若松市の「今昔亭」で行われる第1局で開幕。その後、国内各地を転戦する。

 終局直後、木村七段は「(挑戦者になれて)本当にうれしい。本局がひどい内容だったので、七番勝負では恥ずかしくない将棋を指したい」と、涙をハンカチでふきながら話した。
(読売新聞) - 9月22日0時27分更新

前回、タイトル挑戦者の一歩手前で破れたとき悔しくて涙を流した、あのときの悔しさを糧に満を持しての登場となった木村七段。ああ、渡辺竜王も好きだが、木村七段の将棋も好きなのでどっちがタイトルを取っても(守っても)嬉しいかったり悲しかったりだなー。

ちなみに木村七段は私と同じ歳というのも親近感を感じるポイント。