文人悪食 嵐山 光三郎

文人悪食
文人悪食

毎日少しずつ楽しんだ本。大正から昭和にかけての三十七人の文士の食にまつわる話で、すこぶる面白い。登場する文士の作品を知っていればいるほど、彼らの食との相関性や意外性が鮮やかに描かれている。僕などは宮沢賢治の人となりが、今まで受けていた印象とまったく異なっていたので唖然としたですよ。「追悼の達人 」もオススメするけれどこっちのほうがより身近で読みやすいと思う。