ゲームブック・オールタイムベストテン参加
- J.H. ブレナン 奥谷 晴彦 高橋 聡
- 1989-07
- 新書
- by anzu_clip
1番は「ドラキュラ城の血闘」。ゲームブック流行後期で手にした人は少なかったかもしれない。ドラキュラ側、退治側双方を楽しめる傑作。戦闘システムは杜撰ですけれど、それを補ってあまりあるブレナン・HUGO HALLワールドが素晴らしすぎる。
- ドラキュラ城の血闘
- スーパー・ブラックオニキス
- グーニーズ
- パンタクル
- 天才コンピューターAI32
- 魔界の地下迷宮
- バルサスの要塞
- 展覧会の絵
- ペーパー・アドベンチャー・コーナー(マイコンBASICマガジン)
- 銀精界は招くよ!みゆきをスキーに連れてって(コンプティーク1989年1月号)
鈴木者かつHUGO HALL者である私にとっては、両者の作品(鈴木直人:2,4 HUGO HALL:1,3,6)がごっそり入ってしまうのであった。逆に FF 系は実際のところほとんど遊んでいないので1冊のみのエントリー。理由は、イラストが怖かったから。細い線でびっちり書き込まれた怪物達のおぞましいことおぞましいこと。だから、なんだかんだでソーサリーも遊んでいない。ただし例外としてバルサスだけは、魔法の回数制限ルールというシステムと、円盤人の愛らしさ?に惹かれてビクビクしながら楽しんだ。
5. はパラグラフ分岐のみでサイコロ、コインを使わない小学校低学年向けの作品。ストーリーは一つの結末に収束せず、分岐して複数の物語を楽しめる。最初に出会ったのが本作と魔界の地下迷宮だった。
展覧会の絵はイラストの雰囲気に飲み込まれた。ムソルグスキーが友人であったヴィクトル・ハルトマン(ヴィクトル・ガルトマンとも)の遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立てた、という背景にぐっときたんだと思う。
9. は当時大好きだったベーマガに掲載されていたミニゲームブック達を挙げる。これを解くのもわくわくしたものだったよなあ。
10. は「Hコミックアドベンチャー」銘打たれた欄外ゲームブック。ゴールが袋とじというお約束ながら、当時は性に対して寛大だったというか規制が弱かったというか出版社の良心に任されていたんだと思うんだが、過激なものだったなぁ。福袋の表紙?イラストは故 中野豪。内容とのギャップに腰が砕けることよ。
以上が私の好きな作品でした。夜音(id:nacht_musik)さん、集計をお願いします。
参考URL
新春ゲームブック特別企画 - アリオッチ!アリオッチ!アリオッチ!
新春ゲームブック特別企画・第二弾 - アリオッチ!アリオッチ!アリオッチ!