将棋界の事件簿 田丸 昇

将棋界の事件簿 / 田丸 昇

日本将棋連盟のデタラメさがよく分かる本。よく出版できたものだ。自己保身が中心で、普及ついては一つも考えていないようですよ(芹沢がいたけれど、彼は連盟から迫害されていましたからね、将棋の日を成功させた立て役者だったに)。つっこみどころが多すぎてどうしようもないね。これが半分。
残りは、時代を感じさせる事柄が書いてあってよかった。山田道美の話(p64)とか将棋の日のエピソード(p129)とか牛丼のうらみの舞台裏(p49)とかはなかなか表に出てこないので価値がある。