現代に生きる大山振り飛車 藤井 猛 鈴木 宏彦

現代に生きる大山振り飛車―大山十五世名人独特の勝負術! 大山康晴の凄さの一端を垣間見ることができるという本。なんなんですか、この尋常じゃないほどの強さは。

菜の花の沖〈6〉 司馬 遼太郎

菜の花の沖〈6〉 うーん。1、2巻の日本全国の港を紹介するくだりが読んでいて壮快だっただけに、終わり方がどうにも駆け足で物足りなかった。

現代人の論語 呉 智英

現代人の論語 読ませる力量と研究の確かさを併せ持つ書き手っていうのは数少ない。本書のように古典を上手に紹介し、かつ既存の解説書とは異なる視点、研究結果をきちんと指し示すことができる人がいてくれるというのは有り難いことであります。

菜の花の沖〈5〉 司馬 遼太郎

菜の花の沖〈5〉 主人公の高田屋嘉兵衛がロシアに拉致されるまでの背景が延々とかかれていてどうにも退屈だったが、ゴローニンが日本に拿捕されたあたりからだんだんおもしろくなってきた。この勢いで6巻まで突っ切ってもらいたい。

菜の花の沖〈4〉 司馬 遼太郎

菜の花の沖〈4〉 中だるみしているような。全6巻なのでそれもやむなしかと。

乱れ殺法SF控―SFという暴力 水鏡子

乱れ殺法SF控―SFという暴力 吃驚するぐらい退屈。理屈がこうも頭に入ってこないのはどういうわけだ?ひとつは、彼が問題としている作品をほとんど読んでいないので、作品に寄りかかった解説がチンプンカンプンというのはある(山田風太郎のところね)。それ…

名人に香車を引いた男―升田幸三自伝

名人に香車を引いた男―升田幸三自伝 田村龍騎兵記者が升田の語りをまとめた一冊。升田幸三の生まれから引退までの話が彼の口調を損なわないよう上手に仕上げられている。升田が毎日嫌いになった理由やら、陣屋騒動の当事者の心境などが克明に記録されていて…

私の知的鍛錬法―きれっぱしからの発想 竹内 均

私の知的鍛錬法―きれっぱしからの発想 (1980年) うん。

将棋泣き笑い 鈴木 英春

将棋泣き笑い (1984年) こっちのほうが地獄を体験してるかなあ。

地獄は将棋指しに聞け―9×9は日本人のクスリである 湯川 博士

地獄は将棋指しに聞け―9×9は日本人のクスリである 読んでみたけれど、昔から将棋指しはあんまし地獄を体験してるとは思えない。

ユリイカ (第35巻第3号2月臨時増刊号) 松尾スズキ

ユリイカ (第35巻第3号2月臨時増刊号) 松尾スズキ こっちはより松尾スズキに近づける。彼本人や周辺の人たちがいろいろ書いているし。野田秀樹やケラとの対談はいいねえ。

hon-nin

hon-nin 松尾スズキがらみが最近気になるので読んでみたが、微妙だった。同人誌みたいな独りよがり感が全体に漂ってて、自分が学生の頃読んだら中途半端で幾分緩い作りの本書もカッコいいかも、と勘違いしたかもしれない。面白かったのは対談ぐらいかな。

名誉王トレントの決断―魔法の国ザンス〈17〉

「名誉王トレントの決断―魔法の国ザンス〈17〉 動画像 シリーズ物を読んでる読者の特権として、以前登場したキャラとの再会の喜びがある。前作もそうだったけれど、今作も総登場でファンならしみじみ、読み続けてよかったと思ってしまう。今回は女悪魔メトリ…

文章読本 三島 由紀夫

「文章読本」三島 由紀夫 動画像 初三島本。時代もあるけれど、どうも彼の美意識がピンと来ないため、引用された文章も今ひとつ心にずしりとくるものがなかったなあ。小林秀雄を称賛しすぎるのも微妙だしねえ。向井敏の文章読本を読んだ後だけに苦笑いしちゃ…

先輩とぼく〈3〉 沖田 雅

「先輩とぼく〈3〉」沖田 雅 動画像 無理に最後まで読んだのだけれどダメだった。 結局キャラ同士の悪ふざけや馴れ合いや内輪受けを楽しむセンスがあるかないかが、評価の基準になると思う。これはちょこちょこと読んでいたライトノベル一般にも感じたもので…

カワイコちゃんを2度見る 福満 しげゆき

「カワイコちゃんを2度見る」福満 しげゆき モーニングに不定期連載されていた私小説ならぬ私漫画が面白かったので買ってみたが、微妙だなー。面白くなくはないけれど、うーん、徹底されていない不条理が私には中途半端に感じられた。

文章読本 向井 敏

「文章読本」向井 敏 いいね。 着眼が新鮮であること。文意が明確であること。展開にとどこおりがないこと。人目を楽しませる彩りに富んでいること。人を動かす力を蔵していること。文章が備えるべき美徳は数えていけばキリもないが、そのすべてに君臨するも…

序盤戦!!囲いと攻めの形 横田 稔

「序盤戦!!囲いと攻めの形」横田 稔 懐かしい本。思わず買ってしまった。タイトル通りの本です。眺めているだけでも面白かったし、自分なりの戦型をうんうん考えたりするのが楽しかったことよ。

改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊

「改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊」 読まないといけない本がたくさんあるな(鬱)。C とラクダ本は持っているけれど通読できてないし、ほんとこれどよく技術者やってけてる(?)よなと自分につっこみたい。

西の魔女が死んだ 梨木 香歩

「西の魔女が死んだ」梨木 香歩 しゃれたおとぎ話で、悪くない。だけどちょっとパンチにかける。だから女子小学生とかに丁度いいのかもなとも思う。

上司は思いつきでものを言う 橋本 治

「上司は思いつきでものを言う」橋本 治 わかりにくいのはいつものことだが。どうしてこう、頭に残らないのだろう。本書の内容うんぬんよりそっちが気がかりだ。

菜の花の沖〈3〉 司馬 遼太郎

「菜の花の沖〈3〉」司馬 遼太郎 うん、読めばいいよ。

菜の花の沖〈2〉 司馬 遼太郎

「菜の花の沖〈2〉」司馬 遼太郎 まあ、読めばいいよ。

現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる資産運用 前田 和彦

「現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる資産運用」前田 和彦 タイトルに偽りありだね。5年後にお金持ちになる、というよりは力点が資産を目減らししないことが主眼だもの。 えーっと、証券会社が勧める商品は、勧める人が購入しないダメ商品な…

ゆくゆく 宇仁田 ゆみ

「ゆくゆく」宇仁田 ゆみ トリバコハウスの番外編もあった。各キャラの恋愛話がオムニバス形式で読める。ただ、一番もてないケンちゃん編だけがないのが残念(笑)。買ってない作品がまだまだあるのでどんどん増やす予定。「宇仁田ゆみ」棚ができそうな勢い…

トリバコハウス (2) 宇仁田 ゆみ

「トリバコハウス (2)」宇仁田 ゆみ 本作で完結。つか、短いなあ。もっといろんなエピソード読みたかった。と思ってたら、

アカイチゴシロイチゴ 宇仁田 ゆみ

「アカイチゴシロイチゴ」宇仁田 ゆみ 短編集。マニマニの番外編もある。あ、日記には購入したこと書いてなかったな。

トリバコハウス (1) 宇仁田 ゆみ

「トリバコハウス (1)」宇仁田 ゆみ 端的にいうと主人公の女子が自立をしていく様を描いたものなんだけれど、その過程に作者の個性がありそこに惹かれている。女性の精神構造(性を含む)がよくわかるような気がするんだよな。しんどいこともわりとカラッと…

満月 空に満月 海老沢 泰久

「満月 空に満月」海老沢 泰久 井上陽水が『氷の世界』で大ヒットを飛ばすまでの話し。正直ツッコミが足りない気がする。もっともっと面白話が引き出せたんだと思うけれどなあ。おそらく、陽水語録をただ集めただけの本を作った方が面白かったかもなと。既に…

偽善系―正義の味方に御用心! 日垣 隆

「偽善系―正義の味方に御用心!」日垣 隆 文章でメシを喰っている人は、最低限彼程度の下調べはやって欲しいなあと思う。 取材結果や資料の量なんて行間から読みとれるもんだね。 内容は、結構重たい少年法や死刑の話や、大笑いのできる佐高信めった切りや身…