ひとりっ子  グレッグ イーガン

ひとりっ子
ひとりっ子

グレッグ・イーガンの短編集。はじめて彼の作品を読んだわけですけれど、どうも読みにくいなー。アイデンティティとは何か、ということを量子理論や多次元宇宙理論を援用していろんな切り口で解剖してみた、ってとこかと思います、たぶん。
自分とは、意識とはなにか、それが外部から操作できることは幸せなのか、そもそも操作してよいものか、という問いかけはインパクトがありますけれど、もっと心にすっと入ってくるように書けないものかなあ。