鎌田 浩毅 「ラクして成果が上がる理系的仕事術 (PHP新書)」

どこかできいたことのある仕事テクを「理系」という枠でまとめたもの。仕事術系の本を濫読している諸氏には「なにをいまさら」と感じると思うが、本書がはじめての人なら有用だろう。

ところでタイトルの「理系的」って言葉が引っかかる。こうかくと売上が変わるのか。理系/文系という思考スタイルの分類と仕事のスキルって相関があるとは思えないんだが。理系と書くより成果主義的という言葉がぴったりくると思います。出版社側はミスリードを期待しているのでしょうか。

理系=なんとなく賢い=文系なぜか引け目=文系の人購入、みたいな流れ。本当は、成果が上がらない人向けに、アウトプットを出すためのアイディアを再編集している書籍であり、理系/文系関係ありません。