入間 人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 (3) (電撃文庫 い 9-3)」

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生 (電撃文庫 い 9-3)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生 (電撃文庫 い 9-3)

あー、どうしても1巻のインパクトと比較してしまうなー。

※このシリーズは語り手のやるせなさをしみじみと体感することを楽しむ(苦しむ)読み物ですので、読み手を選びます。明るい物語を希望するなら読まない方が賢明かと。

えっと、本書の主題について書こうと思うと、1巻から読む人にとってネタバレになってしまうために書きにくいことこの上ないわけですが、んーと、今回は「にもうと」とであったことで昔の自分が召還されてしまったのですね。でも現在の自分を守るため過去を文字通り「葬って」しまったという。自分の存在を消しさることでしか生きられない存在になってしまったみーくんの行き(生き)場所、拠り所の無さがより洗練?されてしまっているなと。

みーくんがいつ壊れるかが見物、になってしまいそうでいやんな感じです。まーちゃんの再生はもうありえないのだろうか。
続編が出そうでもありますが、どうか主人公達は幸せになって欲しい。うーん。


参考作品(amazon
入間 人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)
入間 人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)