Webサービスについて

個人がWebサービスを行う上での自分用メモ。
まだ考えていることも文章も生煮え状態なので言葉足らずです。あと長いので興味のある人だけ。


Web で情報を発信することについて

  • Web で展開する活動は Web で情報発信し、閲覧者と情報を共有することが主眼。
    • 情報発信することで、人が集まり広告を出すことができる(アフィリエイトが一般的)。
    • 情報発信場所を個人で確保する(自分でドメインをとる)か企業のサービスを利用する(プロバイダのHP作成サービス、ブログ作成サービス、SNS)方法がある。
  • Web で情報を発信するには以下の方法がある。
    1. ソース元は自分(知っている情報を載せる=レア度が高いが、枯渇も早い)
    2. ソース元は他人(2chmixiはてなダイアリー、pixiv、Wikipedia などは情報の載せる器だけを用意している。その器に多くの利用者が情報を提供する。情報の質は玉石だが、継続させる仕組みがあれば器自体の情報枯渇は遅い=Web2.0 の特徴の1つ)
    3. ソース元は Web 上の情報(Web に漂うデータを編集して載せる。GoogleYahoo! といった検索エンジン2chまとめといった人力ログまとめなど)。編集力によって価値のないものが価値を持ってしまう可能性がある。

1 の場合、ネタを書いて提供する、というスタイルだと尽きるのは早いと思う。商売でやるのなら潤沢なネタや供給元がない限り辛いだろうと。例えばアダルト系や動画系の情報を供給するブログなんかだと、動画サイトから検索した結果を毎回載せればいいので無尽蔵といえばいえなくもない。需要も一定量あるだろう(あるからなくならないわけですが)けれど、すでにあるネタ供給元を使う気にはなれないね。

もう一つソース元が自分でも、自動生成系はありかもしれない。占いのサイトなんかは、さきに結果を全部作成してしまってあとはランダムに出力さえするばもっともらしく見える。村上春樹風に語るスレジェネレーター はよくできてるとか思っちゃうね。一時流行った脳内メーカー や最近だと、初恋の人からの手紙 などは上手くできてるなあ、と。こういうのは1つぐらい作りたい。アクセスアップの一助になると思う。

2 のように囲い込むには器を準備するためにお金やリソースが必要だったりするので、個人で行うのはしんどいのかなーと思いつつ、以下のサイトのように amazon Webサービスから情報を供給して、情報管理をユーザー別にする程度なら可能な気もしている。努力次第ではないかと。まだ調査中ですけれど、器をつくる仕組み(フレームワークとでもいうのか)もあると思うし。というか amazon Webサービスに寄っかかったサイトって相当あるんだよね。amazon の1人勝ちな気がして仕方がない。

個人がWebサービスを開発する上で考慮すべきは 3 かなと思っていて。Web 上では1部の人には重要だが提供されていないものが多々ある。Web上の情報収集や編集をスクリプト化してしまえば全自動で価値のある情報を提供することができ、低コストで人を集めることができる可能性がある。


Web 上の情報を収集、編集するWebサービスの場合

API を利用する(API 供給者の情報を利用)と Plagger を利用(Web上の情報を自分で切り取ってくる)の2種類あるかなと。API については広く利用されており、サービスとしてバッティングすることもあるので安易に利用するのは避けたい。

例えばなんども引き合いに出している amazon Webサービスの情報からは書物の情報が抽出できる。そのうち、新刊情報に目をとめれば、新刊カレンダー情報サイトなんていうのができるが、案の定複数提供されているので今更参入は躊躇われるな。

あるいは API 機能をそのままとにかく詰め込んだだけ、というサービスもある。動画関連の API を複数使ってとにかく動画を並べただけ、といったもの。これもみんなつくるから(なにせチュートリアルの延長なので作りがちなのです)、最初は物珍しさだけで盛り上がるけれど、その後は放置される。API に振り回されてしまう寂しい例ですね(おいらも作ってます… 杏動画像検索 )。

情報というのは集まれば集まるほどパワーを持つ。しかしそれは整理されていないと無意味だ。なので意味を持たせるように情報を上手く抽出し、編集できれば申し分ない。それも自動生成ならサイコーです。上手くできているなぁと感心したのはたくさんあるけれど、1つ挙げるとすればCDTube - カウントダウンチューブ でしょう。

  • CD 売上げランキングデータを抽出
  • YouTube API で PV を抽出
  • サイトを更新

これらが全自動。素晴らしい。こんなサイトが作れたらな、と思うわけです。


Web 上の情報を収集、編集するWebサービスの場合のおいらの例

CDTube のあとに紹介するのも憚られるが、自分で作った「ソース元は Web 上の情報」の例を挙げますね。

この頁は、過去日本で発売されたゲームブックの中古値段をランキングしたもので、1日1回の頻度で更新している。ゲームブックは再版されたものが少なく手に入れるとなると、古書店にいくかオークションサイトを巡ることになる。しかし、実際ゲームブックの題名を覚えているかといわれるとうろ覚えが多く書店を巡るにしてもオークションサイトで検索をかけても見つかるどうかはわからない。

しかしゲームブック名が一覧になっていて値段まで解るようになっていれば購入を考えている人達にとっては二重に便利なはず。
構成はシンプルにタイトル名と値段を羅列したもので、気になるタイトルをクリックすると amazon の該当ページに飛びます。該当ページのほとんどには作品のあらすじが掲載されているので、記憶を呼び戻す可能性があります。
さらに、過去のゲームブックを欲しがる人は往々にしてマニアであり、作品の値打ちをわかっている人が多いからこのランキングをみて、思うところもあるのではないだろうかーー。

と、まあこれは後付の理由ですがそんな感じで作りました。私のコンテンツでは比較的価値がある頁で、自分でも驚くのですが定期的に商品が売れているんですね。

使った情報元は、現在では失われていますが「ゲームブック倉庫」というサイトがあり、過去に発行されたゲームブックが網羅されていた。そこから人力で amazon の検索窓にタイトルを入力し ASIN 番号を検索し、ASIN 番号リストを作成。amazon の検索は若干頭が悪く、キーワードを変えないとヒットしないこともあった。ここがめんどくさかったけれど、そもそも趣味なので苦じゃない。

あとは amazon Webサービスを利用。ASIN 番号がわかればマーケットプレイスに登録されている商品のタイトル、中古価格、個数は自動で引っ張ってこれるので perlスクリプトを書いて自宅の Mac を利用し cron で定期的に起動させて html を生成、そのまま ftp で転送しています。これだけ。

ASIN リストがあればいくらでも amazon 中古作品ランキングはつくれます。現在は将棋本も絶版本が多い、ということで将棋本中古価格Amazonランキング - 将棋戯言番外編 てのも作ってます。将来的にASINリストが手に入るのなら絶版SF作品ランキングとか、名著絶版作品ランキング、名作ゲームランキングなども作りたいなと。

恐らく広大なWeb上のデータを上手くサーチできれば手にすることはできるんじゃないかなーと思っています。が、それに需要があるかどうかは作ってみないとわからんのよね。


まとめ

つーわけでなにがいいたいかというと、素敵なWebサービスを作って皆さんに喜んで貰いつつ生活費を稼ぎたいという切実な思いがあるよ、ということであります。スキルを上げて福岡で生活できるようにしたい。うん。