「お金を稼ぐ!」勉強法
- 作者: 藤井孝一
- 出版社: 三笠書房
- 発売日: 2008-07-18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- by anzu_clip
何をどう勉強すればいいのか。学んだことをどう生かし、いかに稼ぎにつなげるか。そのキャッシュポイントはどこにあるのか――本書は、「お金を稼ぐための勉強」の考え方、発想法、ノウハウを余すところなく紹介します。
正味な話、本書にオリジナリティがあるとか革新的なアイディアがあるわけじゃない。すでに大量に出版されてブームがひと段落している「自己啓発本」のひとつです。だから、似たような本を持っているのなら改めて購入することはないと思います。
逆に言えばどれを読んでも比較的役に立つエッセンスが詰まっているともいえるわけで、だったら読んだ以上摂取しないともったいない。
で、私が思う本書のポイントですが、
学んだことを、誰かのために役立ててください。そして、できるだけたくさんの「ありがとう」の言葉を集めてください。そうすれば、後からお金は必ずついてきます。実は、これこそが、「稼ぐ勉強」の極意なのです。
本書の一番最後に出てくる言葉です。このフレーズのために、長々と細かいテクニックが紹介されているのが本書です。その中で私が得心がいったことをつらつら並べると、
- 「自分はこんなもの」と自分を評価するのは得策ではありません(なぜなら、あとから努力でどうにでもなるから)
- 「外的基準」を設ける(客観的評価できるように、目標を数値化しておくことで自分の立ち位置や勉強進捗が明確になる)
- 勉強は「意思」に頼るな「習慣化」せよ(そうしないと続かない)
- 3のつく時期に注意すること(3日、3週間、3ヶ月、3年といったようにこの区切りで努力をやめてしまうことが多い)
- 「空いた時間ができたらやること」を決めておき、そのために必要な資料なりノートなりをいつも持っておくこと(結構ぼーっとしていること多いからなぁ)
- 若いうちに頑張って、いろいろな経験をした人と、漫然と受け身で過ごしたり楽なほうに流されて適当な仕事をしてきた人とでは、年をとってから大きな差がつきます(耳が痛くて死にそう)
- インプットしたことは必ずアウトプットするのが原則(というわけで今回ブログに残しました)
そんなわけで最近までここの更新をさぼってましたけど、本はジャンルを問わず読んでいるので、それが誰かの役に立つと信じてガシガシ感想をアウトプットしたいと思います。
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