SF魂 小松 左京

「SF魂」小松 左京
SF作家としていろんなジャンルの名作を続々と送り出してきた小松左京が一体どこからアイディアを得ていたのか、というのが本書を読むとすっきり理解できた。彼はどんな体験も無駄にせず、SFという形で消化してきたんですね。発想し、きちんと形として残し、それをきちんと売ってきたというのが凄いなと。
放置プレイになっている『虚無回廊』は出ないだろうな。75歳だし。ただ『日本沈没 第二部』のように小松はブレーンで、他の作家に書かせる、というスタイルはあるかも。というか完結して下さいお願い。