「ニートの歩き方」感想

@phaさんの本を購入して読んだ。彼のサイトを読んでいる人にとっては新鮮な驚きはないだろうけれど、初めて彼の「生態」を知る善良な市民の方々にとっては衝撃なんだろうな、とは思う。



ニート」でも「無職」でも「ひきこもり」でも、会社を辞めても仕事してなくても、
幸せに生きることはできる。

こんなに文明や技術が発達した世の中、インターネットさえあれば、
昔ながらの固定した生き方に縛られる必要なんてない。

日本一有名なニートが語る、お金がなくても無理なく楽しく暮らすための生き方と考え方。

会社や国やこれまでの常識が信じられなくなった今を生き抜くための「ニート」なヒントが満載です!


本書は「職業ニート」である pha さんの成り立ちや生活スタイルについてブログの内容を章立てに整理して整えたものですね。1,500円以上するとか強気の値段設定ですがまあお布施だと思えば気にもならず。

多様性のない社会はつまんないから、彼みたいに極力働かないで生きる、ってのもひとつの生活スタイルとして大いにあり。ただし今まで獲得してきた諸々のベネフィットを捨てる覚悟が必要なわけで、そこを無視して彼のそれを羨ましがったり、当てこすってみたり、説教したりする人が彼のブログに湧いてて日本は平和だなーと思う。

で、ニートにとって必要なスキルとして「金を使わず暇をつぶす」ってのがあってこれ俺超得意。逆に常になにかしてないと不安とか暇潰すの苦手とか意味分かんないのよね。老後暇潰すのに苦労してた親父なんか謎。おいらも結婚していなかったらこういう道を選択かもしれないな。

しかし老後、体が動かなくなってからどうなるかがアレだね。ギークハウスって年齢の近い人ばかりだけど、だとすると老々介護とかになるのかな。あるいは脱落したら捨てられる、とか。わからんけど。それともなにか公共サービスに引き取られていくのか。phaさんは有名人だから金持ちの気の迷いでどこかの施設に紛れ込めるかもね。でも一般的なニートはどうなってしまうのか。

今おいらの親父は認知症+軽度のアルコール依存症グループホームに入ってます。それも結局金があるから入れたわけでなかったらどうなっていたか…。

例えば pha さんが認知症になった場合誰が面倒?を見るのか等、興味が尽きません。

福岡に来ることがあれば声をかけて下さい。メシ程度なら喜んで奢りますので。