イカす!雑誌天国

「イカす!雑誌天国
将棋雑誌についてのコラムが載っていて考えさせられた。将棋雑誌って外部から見たらどんな風に見られているのかということをね。

で、どんな風に見られているか、というか記者がどのように理解したかというと、

  • 将棋雑誌は研究書である(載っている棋譜や図面を元に、駒を並べ最善手を対局者のように考えるから)
  • つまり「ひたすら将棋に精進し、”誰よりも強い棋士になる”という自己実現を目指す」人たちを読者対象としている

ということらしい。まあ、そういう要素がないとはいわないが、現代では意味がないというか。そういう人は最新の棋譜を集めるために週刊将棋や将棋連盟のデータベースにアクセスして棋譜を集めるだろうから、月刊雑誌を読む必要がない。プロはいうに及ばないし、アマだってトップはそうだろう。あるいはもう、将棋雑誌の棋譜を勉強するより自分で定跡を研究しちゃうだろうし。記者が理解するようなマニアックなアマは。

んじゃ、棋譜や図面を楽しんでいるのはどんなレベルの人達なんだろうか。将棋倶楽部24で初段〜二段程度のレベルの人達じゃないかなあ、なんとなく。

将棋雑誌ってさ、読者にどの程度の棋力を求めているんだろうね。雑誌として、ターゲットっていうのかな、そういう設定はどうなっているんだろうか。

啓蒙という意味では、初心者、中級者、上級者、とすべてのレベルに対応した紙面作りを目指さないといけないような気もするが、うーん。