山崎 光夫 「健康の天才たち (新潮新書 234)」

日本に健康をもたらし長寿国家を礎のいくらかの部分を築いた6名のお話。それぞれ興味深い内容ですけれど、それぞれの歴史的背景のほうに意識がいってしまうな。健康面から見直した近代史という感じで。

本書では西式健康法っていうのがちょっと気になった。「心臓はポンプではなくタンクである」という見方は世界的にどういう扱いになっているのかしら。他の5名の業績については生活をしていてなんとなく感じますけれどこれだけが浮いているんだよ。あまり見ない、というか本書で初めて知りましたからね、私。

西勝造は健康法より東京地下鉄を推進し実現させた技術者であり、コチラの方で有名みたいです、ええ。


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